

看護部のご紹介
10対1看護、チームナーシング+受け持ち制
病棟
一般病床数40床の混合病棟です。0歳の乳幼児から小児、100歳を超える高齢者のあらゆる疾患に対応しています。高齢化が加速し、独居や老々・認認介護が増える中で高齢者の退院後の療養生活を支え見守り地域につなぐ退院支援を行っています。入院中の外出支援をはじめ、退院後の在宅療養生活に不安がないかなどを知るために退院前後訪問を実施しています。その中で、院内の訪問看護つむぎや島内連携施設(保健・介護・福祉)・行政と連携し久米島町内での地域包括ケアシステムの担い手として入院中から地域で暮らす生活者の視点を大事に在宅療養支援に取り組んでいます。

救急・外来
当院の外来は、内科、小児科、整形外科を常設とし、他の専門外来は沖縄本島や県外からの応援医師により21診療科を開設しています。専門外来においては台風や交通機関の影響で休診になる事もありますが、島民にとっては大切な診療科となっています。
外来の取り組みとしては、診療以外にも通院困難な高齢者のご自宅までお迎えに行く送迎外来、患者様宅へ直接訪問する訪問診療なども取り組んでいます。
他にも禁煙外来・特定健診・学校健診・助産師による助産師外来など島民に必要な健診、予防接種なども随時行っています。
救急外来については、24時間365日救急患者(1次救急~2次救急)を受け入れ、重傷者は沖縄本島の病院にヘリコプターによる搬送を行います。
久米島唯一の病院として、地域住民が安心して医療を受けることが出来るように取り組んでいます。

助産師外来
当院には5名の助産師が在籍しています。産婦人科医の常駐しない離島で快適な妊娠生活を送っていいただくと共に、出産・育児に対する不安を解消し、異常の予防と希望するまで久米島で過ごしていただけるように助産師が相談を行っています。
助産師外来では
1. 気軽にゆっくりお話ができるように予約制を設けています。
2. 快適な妊娠生活が送れるようにアドバイスを行います。
3. 出産に備えて、心と身体の準備ができるようにお話をしていきます。
4. 育児不安の軽減のためにお話しをします。
主な内容

- 妊娠中のからだの変化と注意点
- 骨盤ケアは助産師にお聞き下さい
- 妊婦体操
- 健やかに赤ちゃんを育てる準備
- 離島準備
- 新生児のお世話の方法(おむつ替え、沐浴)
- その他 胎児超音波(赤ちゃんの向きなど)、胎児心音の確認
・場所:診察室15番
・持参して頂くもの:親子手帳

透析室
久米島では、生活習慣に起因する腎不全や透析導入患者が増加傾向にあり、「10床の透析室」は大切な役割を担っています。
当院には透析専門医がいないため、定期的な連携病院専門医による透析回診・外来診療を行い、透析治療や腎機能障害を持つ患者様に対応しています。また、透析患者様の緊急時や専門治療が必要な場合には、沖縄本島の病院と連携しスムーズな治療が出来る体制を整えています。
患者様には、末期腎不全への進行や脳・心臓血管疾患の合併症予防のために生活習慣改善に向けた保健指導を行っています。透析導入時には、治療に関する疑問、生活環境の変化への保健指導、社会制度の活用を医師・看護師・管理栄養士・MSWなど他職種で支援しています。
患者様の高齢化が進む中、透析患者の生活を第一に考え、安定した透析が行えるようにスタッフ一丸となって取り組んでいます。
現在、夜間透析には対応しておりませんが、旅行透析を受け入れ、久米島への帰省や自然豊かな久米島観光などを楽しんでいただいています。

- 病床数:10床
- 治療方法:血液濾過透析(HDF)
- 透析担当内科医:1名
- 看護師:6名
- 臨床工学技士:2名
訪問看護つむぎ
「久米島で生まれ育ったから、最期まで島で暮らしたい」という住民の手助けをしたいとの思いから、令和元年10月1日(旧暦9月3日:球美の日)に「訪問看護つむぎ」を開所しました。
訪問看護つむぎには、島の名産である久米島紬の「糸をつむぐ」から「人をつなぐ」、「関係機関をつなぐ」「島全体をつなぐ」の意味をもたせています。久米島紬は、染めから手機(てばた)での織り、仕上げの砧(きぬた)打ちまで、その全行程が手仕事によって行われています。看護の技の多くも「手」を介して直接、利用者の心身に触れる手仕事です。訪問看護において、利用者・家族のもてる力を引き出し、それを強みとして最大限に活かし、暮らしを支えたい、という思いを込めています。

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