在宅医療専門医研修プログラム
「ゆいまーる」久米島 在宅フェローシップ
日本在宅医療連合学会認定の在宅医療専門医を1年間で取得できます。
日本在宅医療連合学会への入会が必要です(詳細な資格条件については学会HPをご参照ください)
一般社団法人 日本在宅医療連合学会沖縄県の離島である久米島で、さまざまな理由で通院困難な患者さんに対して、公的機関、地域住民、医療施設介護分野の人達と節度ある連携を取りながら、安心・安全な在宅生活を過ごしていただけるように、また人生の最期を”住み慣れた離島”で過ごせるように、24時間サポートすることが私達の役割であると考えています。 本プログラムには以下にあげる特徴があります。
- 研修期間
1年間 - 受入れ人数
1名
1. 受け持ち症例について指導医と振り返りを行い、それに加えてポートフォリオ指導の時間をとってポートフォリオ作成支援を行います。
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2. 理学療法士、管理栄養士、病棟/訪問看護師らと協働して嚥下評価、嚥下造影、嚥下内視鏡を行う。それをもとに、栄養管理について経口摂取が困難なケースについて、本人やご家族と倫理的な問題について話し合い、栄養管理の方法を選択して、サポートします。また、在宅で訪問看護ステーションと連携しながら、資源の限られた離島であらゆる治療を行っています。
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3. 訪問診療を担当する医師は3名います。全ての医師が24時間の輪番制で臨時往診の任務についています。家庭医療学に基づいたカンファレンスを現場でも行いながら、互いに補いつつ、在宅医療を行っています。
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4. 新規訪問診療患者、多職種でカンファレンスが必要なケース、死亡症例の振り返りなどを行うために、毎週水曜日13時からカンファレンスを行っています。在宅に関係する医師も含めて多職種参加のもとで、医師主導ではないカンファレンスを開いています。
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5. 島内・島外のケアマネージャー、訪問看護ステーション、デイサービス、特別養護老人ホームなど施設関係者と交流を図り、在宅で過ごす全ての患者さんについて、一緒に話し合い、島内で可能な連携を構築しています。